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ハラスメント対策と労働生産性

◆ハラスメント対策と労働生産性


 近年、企業の労働力不足が深刻な問題になっています。


 我が国は少子高齢化により労働力人口が減少する見通しであり、


 経済力や社会保障制度等を維持するためには従来以上に


 労働生産性を高めていくことが必要です。



 労働生産性とは、労働投入量(インプット)に対する生産量や金銭的な


 付加価値(アウトプット)をいい、労働者一人当たり又は


 1時間当たりの労働に対してどれほどのアウトプットを出したか


 という事で評価します。


 日本の労働生産性はアメリカ・ドイツ・フランスなどの諸外国に比べて


 低いことが指摘されており、政府も労働生産性の向上を重要な課題として


 改善に取り組んでいます。


 労働生産性を高めるためには、機械化やIT化などによる技術革新の他


 に、個々の労働者の能力やモチベーションを高めることも必要です。


 そして、労働者が十分能力を発揮し意欲的に仕事に取り組むためには、


 ハラスメント対策を含めた職場環境の整備が土台になります。


 すべての労働者が安心して働ける職場づくりを実現することによって、


 一人ひとりの労働者が意欲や能力を十分発揮し、


 労働生産性も向上する可能性が高まります。


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